午後から雨が降り出しました。これからしばらくの間、降ったりやんだりの日が続くようです!
2020年1月22日 18時05分1月22日(水)
「今日の授業の様子から」
3年生は理科の授業でした。「磁石の性質」の学習で、磁石と鉄が離れていても磁石の力が働くことを確かめる実験(観察)を行いました。
4年生は、社会科で地図の見方(位置)を学習しました。早い段階で地図帳の使い方をおさえておくと、その分、地図帳を活用できる機会が増えます。地図帳活用を通して、子どもたちの国土観や世界観は徐々に拡大していきます。活用を繰り返す中で、新学習指導要領で習得を求められている「47都道府県の名称と位置」も少しずつ身に付けていくことができます。
5・6年生は書写の授業でした。学習指導要領を見てみると、書写に関する事項は、国語科の(知識及び技能)の「我が国の言語文化に関する事項」の中に位置付けられています。そこでは、一言でいえば、「文字を正しく整えて読みやすく書くことができるようになる」こと、いわゆる「書写能力」を身に付けることが求められています。5年生は、「希望」、6年生は、「ゆずり葉」を丁寧に書写しました。
「昼休み・・・ドッジボール」
やや寒い曇天の昼休み、上学年は運動場でドッジボールを楽しみました。上学年になると球の速度や精度が上がりますが、受ける技術やよける技術も向上しており、見応えのある攻防が繰り広げられました。下学年も同様に、水曜昼休みのドッジボールをスタートさせた6月5日から比べると、格段にたくましくなっており、体力がついています。「レッツウンドー」の成果は着実に上がっています。
「双岩タイム・・・えひめこども美術展表彰」
えひめこども美術展で「特選」となった5名の児童(1名欠席)と「入選」した5名の児童を表彰しました。惜しくも賞を逃した児童も、最後まで丁寧に仕上げることができました。外部講師として御指導いただいたN先生のお陰でもあります。この調子で、「やわたはままるごとアート展」の作品も、粘り強く仕上げていきましょう。
「校長講話・・・パラリンピックに寄せて」
今日の校長講話は、パラリンピックを題材に話しました。
まず、パラリンピックのシンボルでもある「スリーアギトス」について、アギトとは、「私は動く」という意味であること。「スリーアギトス」の三色は、各国の国旗でよく使われている色から採用していること、赤=心(スピリット)を、青=肉体(ボディ)を、緑=魂(マインド)を表していることなどを伝えました。そして、パラリンピックを生み出した人物、ナチスドイツ時代にイギリスへ亡命したドイツ人医師「ルートヴィヒ・グットマン」について説明しました。
「ルートヴィヒ・グットマン」・・・第二次世界大戦で傷付いた軍人たちへの治療を通じて、その身体的・精神的なリハビリにスポーツが最適であると考えたグットマンは、1948年(昭和23年)、入院患者を対象にした競技大会を始め、国際大会へと発展させました。グットマンは、「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ。」と言葉を残しています。
続いて、日本のパラリンピックの父と呼ばれている「中村裕(ゆたか)医師」について紹介しました。
「中村 裕」・・・グットマンの下で学んだ中村裕医師を通じて、日本にも障がい者スポーツの種が撒かれました。今から56年前の1964年(昭和39年)東京オリンピック後に、初めて「パラリンピック」という名称を付け、すべての身体障害者を対象に第2回目となる大会が開催されました。当時の日本では、身体に障がいのある人を保護することはあっても、スポーツをしたり、仕事ができたりという考えはありませんでした。今では当たり前の“リハビリ”という言葉さえなかったのです。そんな中、中村医師は手足が不自由でも、スポーツをすることの大切さや仕事をする場をつくることの重要性を訴え続けました。「障がいを持っている人を見世物にするのか!」と、厳しいことを言われても「スポーツは障がいを持っている人の健康を保つだけでなく、積極性や社会性を持たせる上でも大切だ」と中村医師は諦めず、日本中だけでなく、世界中を飛び回って粘り強く訴え続けました。そして、多くの困難を乗り越えて、障がいを持った人のスポーツの祭典「パラリンピック」の開催を実現したのです。
日本、そして国際パラリンピック委員会は、「すべてを包み込んでいる社会」の実現を理念としています。分かりやすい言葉にたとえると「みんな違ってみんないい」ということです。
短所を直したり課題を克服したりすることはもちろん大切なことですが、「自分の長所や成果を最大限に生かす」、「他人の個性や特徴を最大限に認める」ことも、大切にしてください・・・と、結びました。
「今日の給食」
今日のメニューは、しろご飯、高野豆腐の卵とじ、白菜のおひたし、鯖のみぞれに、そして牛乳でした。ごちそうさまでした。