卒業生の皆さん、保護者の皆様、本日は、ご卒業誠におめでとうございます。

2020年3月24日 17時49分

3月24日(火)
 「令和元年度 卒業証書授与式」
 本日、厳粛な雰囲気の中、令和初となる卒業証書授与式が執り行われました。

 新型コロナウイルス感染症の防止対策として、会場の体育館は窓を全開にし、座席の間隔を大幅に広げました。出席者は、全員がマスクを着用しました。また、来賓は3名とさせていただきました。
 式が始まり、やや緊張した面持ちで入場した6年生は、終始立派な態度で式に臨みました。6年生は一人ひとり、力強く返事をした後、堂々と卒業証書を受け取りました。


 校長からの式辞に続いて、八幡浜市議会事務局長 田本憲一郎様から、祝辞をいただきました。また、八幡浜市教育委員会 寺坂俊一様、本校PTA会長 井上慎一様にご臨席を賜りました。心よりお礼申し上げます。


 卒業記念品授与と贈呈も、児童会役員3名が立派に役を務めました。


 お別れの言葉は、卒業生、在校生共に、思いの込もったものとなりました。また、歌からもそれぞれの思いが伝わってきました。


 卒業生は、晴れ晴れとした表情で退場しました。規模を縮小しての卒業式でしたが、心に残る卒業式となったことと思います。


 式が終わった後、それぞれのクラスで最後の学級活動がありました。保護者の皆様に見守られながら一人ひとりが“思い”を発表しました。担任の先生から「中学校でも頑張ってください」と、励ましの言葉がありました。

 卒業生は、在校生、教職員がつくった輪をくぐっていきました。最後にみんなで和気あいあいと写真を撮りました。見送りも、卒業生、教職員、保護者の方々の気持ちが一つになり、素敵なフィナーレとなりました。


 感染症拡大予防のため保護者や地域の皆様にはご心配やご苦労をおかけしましたが、おかげ様で無事に卒業式を終えることができました。本当にありがとうございました。
 卒業生の皆さん、双岩小学校はいつまでも5名を応援しています。八代中学校でも“それぞれの個性と能力”を存分に発揮してください(^_^)vご卒業おめでとうございます。
【次のような式辞を述べました】
 長かった冬もようやく終わりに近づき、この双岩の地にも春の息吹が感じられるようになりました。早春のこの佳き日に、八幡浜市議会 事務局長 田本憲一郎様、八幡浜市教育委員会 生涯学習課 社会体育指導員 寺坂俊一様、本校PTA会長 井上慎一様のご臨席を賜り、令和元年度卒業証書授与式を挙行できますこと、心より感謝申し上げます。
 六年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 平成という最後の時代と令和という最初の時代の二つの時代を経験し、令和元年という最初の年、そしてこの穏やかな日に、卒業生の皆さんを送り出せることに、喜びを感じるとともに、新たな歴史の重みも痛感します。
 六年間という歳月は、本当に、信じられない速さで過ぎ去っています。本校に入学した頃のことを思い出すと、時の流れとともに逞しく成長している卒業生の皆さんの姿を、保護者の皆様は頼もしく感じることかと思います。
 本来ならば、多くの御来賓に見送られながら、皆さんの門出をお祝いするところですが、ご存知の通り、新型コロナウィルス感染防止のため、全国的に制限のある卒業式となりました。私自身、心苦しいところがありますが、全校を挙げて卒業を祝福する気持ちは変わりません。心より五名の皆さんの卒業をお祝いします。本当におめでとう。
 さて、皆さんは昨年秋、小学校最後の学芸会で「平和な世界を共に」という劇を演じました。その劇中にこのようなセリフがありました。
 「戦争や差別をするのは、人間です。だから、戦争や差別をなくすのも私たち人間だけだと思います。他人任せにしないで、私たち一人ひとりが身近なことからできることを実践していくことが大事だと思います。」
 「自分たちの周りにあるいじめや差別をなくしていくことが、平和で幸せな世の中になるための第一歩になると思います。だから、相手を思いやる気持ちをずっと大切にしていきたいです。」
 皆さんは、劇を通して、「平和で幸せな世の中は、今を生きる私たちしかつくれない」
 「思いやりと温かさ、そして勇気を持てば、きっと実現できる」ことを、私たちに伝えてくれました。
 世界中にはいろいろな人が暮らしています。学校や社会も同じです。いろいろなな人がいて、様々な考え方がある。それでいいのです。だから面白いのです。ですから、人と違っていることを理由に、差別したりされたり、仲間外れにしたりされたりは「絶対になし」です。
 現在、新型コロナウイルス感染症が世界中に蔓延し、それに伴い、至る所で、誤った情報に基づく不当な差別、偏見、いじめ等が起こっています。このようなことは決してあってはなりません。
 「私たちはもう二度と戦争をしてはいけない。よりよい未来を築いていくために、温かい思いやりの心を大切に持ち続けたい。これからもずっと。」
 これは、劇中最後のセリフです。
 こんな先行きが不透明な時代だからこそ、これからも、互いの違いや良さを、しっかりと受け止められる人でいてください。
 保護者の皆様、お子さんのご卒業、誠におめでとうございます。これまで本校の教育活動に対し、ご理解・ご協力をいただきましたこと、深く感謝申し上げます。私共教職員も、子どもたち一人一人の幸せを願いながら、渾身の力を込めて子どもたちの教育に携わってまいりました。今日は、お子さんの人生の新たな出発点です。本校で学んだということは、必ず、長い人生の中で生きてくるものと信じております。
 さあ、いよいよ中学生。「自分はこうありたい」という志を持ち、失敗を恐れずに、物事に積極的に挑戦していってください。壁にぶつかり限界だと挫けそうになったときは、『「もうダメだ」ではなく「まだ(あきらめては)ダメだ」』と自分を奮い立たせてください。皆さんの活躍を、これからも応援しています。
※ 修業式の様子は、明日のホームページで紹介します。