八代中学校3年生の皆さん、そして、市内・県内全ての中3生の皆さん、本日は、ご卒業おめでとうございます!
2020年3月17日 19時13分3月17日(火)
「臨時登校日」
今日は、臨時休業に入って2回目となる、(八幡浜市教育委員会のご配慮による)週に1度の臨時登校日でした。29名全員が元気に登校しました。1週間ぶりに出会う児童も多く、たいへんうれしく思いました。
朝の会後、全校児童を体育館に集めました。座席の間隔を十分にとり、換気のために2階の窓を全開にし、全員がマスクを着用しました。
「校長講話」
今回は、1年間の主な行事をスライドで振り返ったあと、このような話をしました。
臨時休校3週目に入りました。今日は、全員の顔を見ることができて、たいへんうれしく思っています。
突然の臨時休業でしたが、決まったことを嘆くのではなく、限られた状況の中でいかにして最善を尽くせるか……双岩小学校の教育目標『進んで学び、心豊かにたくましく生きる双岩っ子・・・』の精神で、最高の卒業式にしたいと思っています。
さて、この写真のプロ野球選手を知っている人はいますか?(1年生の児童が挙手をして答えてくれました。)そうです。プロ野球チーム・ロッテのドラフト1位、佐々木朗希選手です。佐々木朗希選手は、新型コロナウイルスの影響で臨時休業になっている全国の小・中・高校生に、メッセージを送ってくれています。そのメッセージを紹介します。
「やることがない、やることが与えられない時に自分で考えてやるということが、これから求められると思う。すごく良い時間になると思いますし、その方が野球だったり、勉強だったり伸びると思う。そういうところで自分で考えてできるように、時間をうまく活用してほしいなと思います。」
この言葉は、佐々木選手の体験から語られています。
佐々木選手は、岩手県陸前高田市立高田小学校3年生の時に地元の野球チームに入り野球を始めました(ここで陸前高田市の『奇跡の一本松』を紹介しました)が、3月11日に、東日本大震災で父親と祖父母を亡なくし、大船渡市に引っ越しました。ここでも地元の野球クラブで野球を続けました。
中学では2年生でエースナンバーを背負いましたが、3年生になる直前の春に腰を疲労骨折し、その後半年間リハビリ生活となりました。中学卒業後は、地元の高校で甲子園に出場したいとの強い思いから大船渡高校に進学しました。しかし、施設に恵まれていなかったため、練習時間が短く、自主練習をたくさんしました。
「自分を理解しないとそういう時間をうまく使えない。時間をうまく使えたから伸びた。」
佐々木選手は自分を見つめ、足りないものを補なう努力をしたからこそ、最速163キロを出すまで成長を遂げました。
今、みなさんは、先生方が出された宿題を基本に、一生懸命、各家庭や学校に来て学習をしていることでしょう。外に自由に出られませんし、長い時間ですから、飽きてしまうこともあることでしょう。
ですが、このような今だからこそ、やれることがあるのではないでしょうか。毎日決めた勉強やを続けること、読書に親しむこと、お手伝いや運動に励むこと、興味のあることや大好きなことを調べること、料理や工作、花の栽培など、自分が趣味とすることに取り組くむことなど、まだまだいろいろなことが考えられそうです。
今だからできることを自分で考え、一日一日を大切に過ごしてください!
「卒業式練習」
卒業式に向けて整えた会場(体育館)を使い、本番さながらに練習を行いました。
6年生が流れを覚えてしっかりとがんばる姿に、1~5年生も自然と気が締まっているようでした。最後の練習となりましたが、どんどんと高まっていくように感じました。
卒業式の呼びかけの中の在校生の言葉にも、卒業生の言葉にも『感謝の表現』がたくさん出てきます。日々の生活の中でお世話になった人へ、感謝の言葉を卒業式の場をかりて伝えるのです。心を込めて『ありがとう!』『お世話になりました』と相手に届けることで、きっとすばらしい卒業式になると思います。
※ 残りの様子は、明日のホームページでお伝えします。