日射しや風の音、雲の動きに、晩秋を感じさせる昨今です!
2019年11月5日 18時26分11月5日(火)
「校長講話」
今日の校長講話の題名は、「好きこそものの上手なれ」でした。
① まず始めに、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんの写真を提示し、名前を知っている人がいるか尋ねました。「ノーベル賞の……」までは出ましたが、残念ながら名前を知っている子は一人もいませんでした(>_<)
② 吉野さんの言葉をかみくだいて紹介しました。
「ねばりづよく、とりくもう!」
「やわらかく、かんがえよう!」
※ 「粘り強い姿勢と柔軟な発想の、相いれない2つをバランス良く取り組むことが大事。粘り強い姿勢ばかりでは疲れてしまう。壁に当たったとき、『何とかなるわな』という柔らかさも大事にしてきた」受賞直後のインタビューの話より。
③ 吉野彰さんと理科の先生、そして、一冊の本との出会いを紹介しました。
※ 吉野さんが化学に興味を持ったのは、小学校4年生の頃の担任の女性の先生が化学に関する興味深い話をよくしてくれたことだったそうです。初任者だったその先生は専門が化学だったこともあり、教科書以外のことも幅広く子どもたちに伝えることができたのだと思います。また、理科の授業でも教え込むのではなく、子どもたちが疑問を自ら解決できるように実験や観察の時間を充実させていたことが想像されます。
学生時代に化学を専攻していたという先生が1冊の本を薦めてくれました。英国の科学者ファラデーの「ロウソクの科学」でした。「ロウソクはなぜ燃えるのか、炎はなぜ黄色いのかといった内容で、子ども心に化学はおもしろそうだなと思った」と吉野さんは語っていました。
④ ここで「好きこそものの上手なれ」の話をしました。ちなみに6年生5名は全員この言葉を知っていました。これまでの学習で出てきた言葉だそうです。
※ 吉野さんご自身が「好きこそものの上手なれ、ではないが、子どもが関心を持つとどんどん得意になるんです」と語られました。身の回りの素材で「実験」に熱が入った。トイレの洗浄用に置いてある塩酸を、近くで拾った鉄の塊にかけてはボコボコと出る泡を見て、面白がったそうです。
⑤ 「好きこそものの上手なれ」の意味を伝えました。
「すきなことはいっしょうけんめいとりくみ、くふうしたり勉強(べんきょう)したりするので、おのずとうまくなるということ」
「すきであることが、じょうずになるためのよい条件(じょうけん)になるということ」
⑥ 子どもたちに問いかけました。
Q1「みなさんが最近(さいきん)であった本(ほん)で、印象深(いんしょうぶか)かった本(ほん)はありますか?」
Q2「みなさんは最近(さいきん)自分(じぶん)から何(なに)かを学(まな)ぼうと思(おも)いましたか?」
どちらの質問も、手を挙げた子は少数でした。これからも繰り返し子どもたちに投げかけていこうと思いました。
⑦ 最後に、今日の主題から外れて、秋も終わりに近づいてきたということで「○○の秋」を子どもたちに考えてもらいました。
「食欲、運動、読書、文化、芸術……」と続く中で、最後に指名した児童が「お祭り」と答えました。“お祭りの秋”さすが双岩っ子と感心させられました(^_^)v
「賞状授与」
校長講話の後、読書感想文に入選した児童を表彰しました。表彰を受けた6名それぞれが、自由図書、課題図書をしっかり読み込み、自分の思いや考えを膨らませながらしっかり表現していました。立派な入選です(^o^)おめでとう!
「今日の授業の様子から」
今日の5時間目の授業から一人一人の表情を撮りました。机に向かい問題に集中しているため表情が見えにくい児童もいましたが、29名全員がとてもよい表情で授業に臨んでいました。
「今日の給食」
今日のメニューは松蔭小学校のリクエスト献立でした。
きつねご飯、豚汁、はるさめサラダ、唐揚げ、そして、牛乳でした。おいしくいただきました。